前回9話ではトールズさんの暗殺を依頼されたヴァイキングの傭兵・アシェラッドのお話でした。強くて頭も切れるアシェラッド、かっこよかったですね。今回は視点が戻ってまたトールズさんのお話です。トールズさんが戦場から逃げることになったのはユルヴァの存在だった……?今回もネタバレ有りで感想を書いていきます。

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ユルヴァ

トールズさん、ユルヴァを授かったから戦場から逃げたと思ってたんですが、生まれたときはまだ戦仕事をしていたんですね。意外だぁ。全然子供に興味なさそうなのも意外です。ヘルガさんって首領の娘だったんですね。あーそれで首領が望んでいるので次は男を、か……。

愛する男の子供を授かって、つわりやら何やらに耐え難産にも耐えようやく産まれたのに労りの言葉もなし、名前は適当につけろ、次は男を、って言われたらそりゃあ温厚なヘルガさんだって怒りますわな……。時代が時代だけに仕方ないとは思いますが、すごいことだ。

父性というもの

ユルヴァの名前を付けたことで父性が目覚めたなら、怒った甲斐がありますね。名付けられて泣き止んだユルヴァも理解していたんでしょうか。ここで名付けも放棄して戦争へ向かっていたら、いまのトールズさんはいませんね。ヘルガさん、なんだかすごい人だ。

海外だとよくある話なんでしょうが、自分の子供に親(子供にとっては祖父母)の名前を付けるのって慣れない感じがします。名前呼ぶときとか混乱しないのかな?って思います。両親から一文字取って付ける、みたいなのは日本でも聞きますよね。

戦場で培った勘

レイフさんの前回と様子が違うな?っていう記憶力もすごいし、トールズさんのちょっとした違和感から引き返す判断が早くてすごい。たしかにこんな入り江、上から撃たれ放題ですよね。凄いところに村があるなぁ。外敵から身を守るには良さそうな場所ですね。

ここで待ち構えていたのはアシェラッドの兵団でしょうか。ヴァイキングって力任せの蛮族的なイメージがあったんですが、アシェラッド兵団は策を練って進軍してくるのが見えて意外で面白いです。今回も入り江に誘い込んで上から攻撃してきてますしね。

さいごに

休憩しようと入り江の奥にある村へ進もうとしたら上から敵に襲われてしまったトールズさんと村の人達。トールズさんは首を狙われたまま、トルフィンや村人たちを無事に国へ帰す事が出来るのでしょうか。次回も楽しみに読んでいきたいと思います。

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