前回10話ではトールズさんの過去の話を少しだけ聞きました。ユルヴァが産まれ、名付けたときから戦争が怖くなったと。そんな話をしている中、フェロー諸島へ辿り着いた一行を待ち受けていたのはアシェラッド傭兵団。帰り道を塞がれてしまったトールズさんたちは全員無事で帰れるのか……!?今回もネタバレ有りで感想を書いていきます。

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アシェラッド

ついにアシェラッドとトールズさんが出会ってしまいました。1話から読んできていて、この戦闘の結果を知っているのがまたつらいところです。それにしてもアシェラッド、毎回顔が映るたびに思うんですけど目つきが怖い。笑っているのに目が座っているのが怖い。

アシェラッドからしたらトールズさんを殺すのがお仕事ですもんね。お金貰ってますもんね。子供が居るから勘弁してくれ、なんて聞いてもらえるはずもなく、またトールズさんだってそんな情けないこと死んでも言わなさそうです。やるしかないって理解している。

子に託す

トールズさんのこの悲しそうな瞳やばすぎます。つらい。表情は変わらないように見えますが、自分の子供を危ない目に合わせたくないに決まっています。トールズさんはそういう道を選んで戦場から逃げてきたのに、結局引っ張り出されることになってしまって本当に可哀想。

この短剣を渡すのだってめちゃくちゃ悩んだと思うんですよね。トルフィンが最初この短剣を手にした時の、吸い込まれそうな瞳を私は覚えています。簡単に人の命を奪ってしまえる武器、本当はそんなもの子供に持たせたくないですよね……。

ヨームの戦鬼・トールズ

トールズさんめちゃくちゃ強いですね!?武器を構えた大人が大勢襲ってきているのに武器を抜かず素手で反撃、しかも息も切れていない汗もかいていない。全員一撃で戦闘不能状態にしている。え、めちゃくちゃ戦闘慣れしてますね。貫禄が違う……。

戦鬼なんて呼ばれるわけですね。強い。武器を抜かなかったのは、殺したくなかったからなのかなぁ。武器使って反撃してたらたぶんみんな死んでますよね。殺してしまうと、自分が連れてきてしまった村の人達に危険が及んでしまうかも知れないという配慮もあったのかも知れませんね。

さいごに

ついに、トールズさんの命を懸けた戦闘が始まってしまいそうです。殺されないためには殺すしかないのですが、トールズさんにその選択が出来るのでしょうか。出来るなら生きるのを諦めないでほしい……。次回も楽しみに読んでいきたいと思います。

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