前作とは全く違った雰囲気の3月のライオン、第1話を読みました。今回の漫画は将棋がテーマということなんですが、わたしは将棋全然わからないんですよね。でも将棋メインというよりは、将棋をする人のお話のようなので読むのが楽しみです。ネタバレ有りで感想を書いていきます。

からっぽの部屋

主人公・桐山零くんのお部屋。家具がないからめちゃくちゃ広く見えますね。もとから広そうな部屋ではありますが…引っ越したばっかりで、まだ荷解き出来てなさそうですが家具が一つもないように見える……。布団と将棋盤、あとは学校のもの?

桐山くんはこの時点で17歳ですが、高校2年生です。17歳で一人暮らしってすごいな。テーブルも何もないし自炊してる感じはなさそう。17歳男子ってそんなもんかな。

おとうさん

朝起きて着替えた桐山くんは朝ごはんも食べずに将棋会館へ向かうんですが、素肌に直にワイシャツを!?着る!?お腹冷えちゃわない!?ペットボトルの飲み物2本て!ちゃんと朝ごはん食べてほしい。それとも対局前はお腹いっぱいにしたくないタイプなのかな~?

対局相手は本当のお父さんではなく、父の友人であり桐山くんの師匠の幸田柾近(こうだ まさちか)さん。家族が交通事故で亡くなってしまった後、桐山くんを引き取ってくれたようです。1話からすでに話が重い……。桐山くんが家を出てから久しぶりに会うみたいで、でも会話デッキの手札が天気くらいしかなくて、特に仲良くない親子のリアルな距離感でめちゃくちゃうわーってなる……。

にぎやかな部屋

桐山くんの家とは打って変わって、3姉妹の住まうこの家は狭いながらもいつもにぎやか。一人ではまともなご飯を食べないだろうと気遣って、晩御飯に誘ってくれるやさしさのあるこの人たちが好きです。

プロ棋士ということは隠しているけど、大事な日だって知ってて気にかけてくれるんだ。「気にしてあげよう」ってやってるんじゃなくて、ふつうにしててそういう気持ちが出てくるの、すごいなぁ。ほんとの家族が相手でも、出来ない人だっているのに。

さいごに

羽海野チカ先生、前作のハチミツとクローバーとは全く違うテイストの漫画で正直驚きを隠せなかったのですが、読んでみたらやっぱり中身…というか、作風はそんなに変わっていなくて(もちろんいい意味で!)安心しました。桐山くん、17歳にして過酷な生活を送ってそうですが、どうにか元気に健やかに過ごしてほしい。報われてほしい。そんなお話でした。次回も楽しみです。

次回のお話はこちら!