前回8話で始まった対人戦闘訓練。主人公・出久くんの相手は幼馴染であり、因縁の……。授業とは言えいままでの鬱憤が溜まりに溜まったかっちゃん相手に出久くんはどこまでやりきれるのか!?今回もネタバレ有りで感想を書いていきます!

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張り合うつもりで行く

今までどう足掻いても勝てないと思っていたかっちゃんに対して、勝つ前提の作戦(パートナーとの作戦共有はできていませんが……)を組めるようになった出久くんの思考、めちゃくちゃ素晴らしい。個性を手に入れたことによる奢りに見えなくもないような。

かっちゃんの個性は「爆発」と派手なもので、本人も派手至高なのでピッタリですね。それ故大振り攻撃が多めになってしまうのでしょうか?隙は大きいけど威力も大きい攻撃、当たると気持ちいいですもんね。めっちゃ分かります。わかりみの翁。

子供の頃は

人より優れているとか劣っているとか、比べたくなっちゃいがちですよね。そんなの本当はどうでもいいはずなんですけどね。人と比べることで自信をつけるタイプの人は、人と比べて自信をなくしてしまうんですよね。自分は自分でしかないのに、判断基準が他人になってしまっている。

かっちゃん、個性の威力はすごいけどやっぱりまだ精神年齢が低めと言うか、まだまだ子供だなって感じがします。出久くんともっと本音で張り合って戦ってお互いを理解して、良きライバルになれたらいいですね。まだまだ先は長そうですが……。

悪いヤツ

かっちゃんと組まされたことによって相対的に影が薄くなってしまっていた飯田くん、真面目な性格がここまで表に出てくるのすごいな。悪役をしっかり演じるのって恥ずかしくなっちゃってなかなか出来ないと思うんですけど、それをやってのける姿がかっこいい。

お茶子ちゃんなんか笑ってしまってますからね。いやこれけっこう面白いですもん、笑ってしまうのわかるわ……。普段真面目なクラスメートが悪役になりきっているの見たら面白すぎるでしょう。茶化すとかそういう話ではなく、しっかり授業を受けている印象があって面白いです。

さいごに

かっちゃんが本気になってしまった……。ただの授業だったはずなのに、殺す気で出久くんを相手にしている、それって大丈夫なの?敵役らしいといえばらしいですが、ちょっとやりすぎな気も……。次回も楽しみに読んでいきたいと思います!

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