前回13話でついに始まってしまった、アシェラッドとトールズさんの決闘。アシェラッドの奇襲で戦いの火蓋が切って落とされましたが、一体どうなるのでしょうか?トールズさん、どうか負けないでほしい。今回もネタバレ有りで感想を書いていきます。

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額に汗

あのアシェラッドが汗をかいている。フローキにトールズさんの暗殺を依頼された時、交渉の場でのあんなに重たい空気の中でも笑っていた、あのアシェラッドが。戦う前は楽しそうにしていたけど、実際刃を交えてみて理解したんでしょうか。実力の差を。

この奇襲の一撃で決める気だったんでしょうが、そう簡単には行きませんでした。トールズさんやっぱ強いんだなぁ。怪我は負ってしまったけど、動けるようで本当に良かった。そしてこの一撃により、トールズさんが本気になってしまったっぽいのがアシェラッドの汗の原因のひとつでしょうか。

気付いたときにはもう遅い

トールズさんは最初からアシェラッドたちを殺すつもりはないと言っていました。本気になって手加減は出来ないと言っても、その考えは変えていなかったみたいです。相手の武器を折り、戦えない状態にして降参させる。あくまで平和的に解決したいみたいですね。

でも相手は自分の命を狙っていて、依頼人からお金まで貰っていて、そんなことで諦めるかなぁ。アシェラッドたちからこの方法で逃げることが出来たとして、フローキはずっとトールズさんの命を狙ってくるでしょうし戦争にも行かなくちゃならない。うーん、殺したほうが良いのでは?

チェックメイト

トールズさんの強さって、身体だけの話ではなく戦略的なことでもあったんですね。思い返せば、この入り江に入ったときから崖上に伏兵が居るのにも気付いていましたし、相手がこうしてきたら嫌だな、みたいなのを読み取って行動できるのって強みですね。

有利な戦略を立てることが出来ても、それを実行するだけの体力や肉体が育っていなかったら自分では行動できないし、たとえ身体が強くても相手の策に溺れてしまったら勝つことは出来ない。トールズさん、そりゃあ戦場でも重宝しますね……。

さいごに

相手の武器は折れても、まだ心が折れていない。すんなり降伏してもらえたら良かったのですが、アシェラッドにその気はないようです。かといって命は奪いたくないトールズさん。さて、どうしましょうか。次回も楽しみに読んでいきたいと思います。

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