前回5話で突如訪ねてきた軍船、中から出てきたのはかつてトールズさんが所属していた軍隊のひとりでした。戦争が始まるので参加するように、と穏やかな口調ですが拒否権はなさそうな様子。トールズさんの取った行動とは。今回もネタバレ有りで感想を書いていきます。
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温情に報いる
脱走したこと、ばれてたんですね。いつからだろう。死んだと思われていて、ノルウェーからはるか遠くアイスランドで静かに暮らしていたのに所在がばれるってすごいな。商船とかやってくるって言うし、そのへんから漏れたのかな。
脱走ってだいぶ重罪だと思うんですが、それを不問にしてまで復帰させたいトールズさんの実力って相当なものなんでしょうね。強いからこそ、手元においておきたいって気持ちもあるのかな。敵側につかれたら困りますもんね。
愛は人を変える
やはり、トールズさんが脱走したきっかけは奥さんのためでしたね。愛する人がいて、その人とずっと一緒にいたいけど、戦に出ていたらいつ死ぬかわからない。生きていたとして、人を殺したその手で愛する人に触るのってなんだかいやな気がします。
ただ愛する家族と平和に暮らしていたかっただけなのに、不憫すぎる。可哀想だ……。村人を人質に取られて、断ることも出来ない。それでもけじめをつけようとするトールズさんは芯から強い男ですね。それしか道がないっていうのもありますが……。
戦好きの人々
この時代の人間、まぁ戦が好きですね……。もちろん全員そうだって言うわけではないですが。田舎の集落で細々と暮らしていた人たちが、戦の一言でこんなにも活気あふれるのはいいことなのか、悪いことなのか。
戦に出て生き残れば名が上がるし、戦の最中で死ねばヴァルハラへの迎えが来る。どっちになっても損はないという考えなんでしょうけど、私には理解できないなぁ……。みんな平和に、無事に暮らしていてほしい。
さいごに
トルフィン、戦が始まるのを知ってから変わってしまった。一体どうしたのでしょうか。まだ子供だし、トールズさんは参戦するのを許さないでしょう。大人しくしていてくれたらいいのですが……。次回も楽しみです。
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