前回15話では天才道士・楊戩のテストに合格してみせた太公望。やり方はいつもの人の裏をかく作戦でしたが、見事なものでした。他人のために自分を犠牲にする太公望ですが、もっと自分のことも大事にしてほしいなと思いつつ、今回もネタバレ有りで感想を書いていきます!

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古代中国17歳JK皇后

せ、セブンティーン……っすか……。いや、乙女の年齢についての話題は礼儀的によくないと理解はしているのですが、セブンティーン……。四大諸侯の面々に送る招待状でここまで砕けた文章なの、まさしく暴君って感じですね。誰も逆らえないんだろうな……。

そして漏れなく語尾にハートマークがついている。ノリノリ悪女って感じですね。なんというか悪役を楽しんでいるように思えます。太公望が生き延びているのも恐らく知っていますし、大きくなってまた挑んでくるのを待っている雰囲気があるというか。

民は虐げるもの

いや怖。妲己ちゃんの顔めちゃくちゃ整ってて美人だなと思うんですが、たまに見せるこの悪役顔も怖くて好きなんですよね。太公望が禁城で宮廷音楽家として潜入してきたときの、「遊びましょ」もめちゃくちゃ良かったなと思っています。怖いけどね。

なんというか妲己ちゃん、黒目がでかすぎる。目が大きいのはチャームポイントでもあるんですが、大きすぎてエイリアンみたいだなって思ってしまうことがあります。もとは妖怪なので、そういうものなのかも知れませんが……妖怪のこと詳しくないのでわかりません……。

どこまでが計算なのか

姫昌は心から紂王に忠誠を誓っているので、民の心が離れるような傍若無人な振る舞いは諌めざるを得ない。たとえ自分の命と引き換えになっても、そう言うしかなかった。ってとこまで妲己は理解していて、わざと言わせたんですね。恐ろしい人だ。

四大諸侯のちからを削ぐために2人殺し、1人は恐怖で支配してしもべのように扱い、もう1人は幽閉する。なんつー……。この行動が後にどういう影響を及ぼして行くのでしょうか。その先も更にその先も、妲己には見えているんでしょうね。全部掌の上って感じです。

さいごに

恐ろしいといえば申公豹もそうです。この人一体何を考えているんでしょうね?妲己側についていると思いきや、太公望のことを助けたり。面白くなる方向へ導いているような口ぶりですが、謎です……。次回も楽しみに読んでいきたいと思います。

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