前回8話では年少の子たちを鬼ごっこという名目で鍛えていたところへ混ざってきたシスター・クローネ。ママの座を狙う彼女の実力とはどんなものなのか。体力おばけのような見た目の彼女に、子どもたちは為す術なく捕まってしまうのでしょうか?今回もネタバレ有りで感想を書いていきます。

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油断も隙もない

ママの油断した姿って想像できないですね。子供の前ではニコニコと笑顔を見せますが、決して油断をしているわけではなく……。その笑顔が逆に怖いまであります。過去の記事で何度か書いているんですが、常に笑顔で本心見せないタイプのキャラクター怖くないですか?

全く信用していない人を相手に、ママが隙を見せるでしょうか?隙を突けたとして、子供たちに接触するのをそのままにしておくでしょうか?考えすぎかなぁ。ママの掌の上で踊らされているような。何にしても、シスターは完全にママの言うとおりには動かないってことですね。

エマの弱点

弱点かぁ。まぁ確かにそうなんですよね。レイも言っていたけど、最年長3人だけならたぶん難なく脱走できるんですよ。他の子を囮にして。でもエマ的にはそんな作戦絶対ありえないから、作戦が難航していると言っても過言ではない。苦難の道を自ら進んでいく……。

弱点とは言え、そこがエマの良いところでもあるんですよね。甘いと言われればたしかにその通りだし反論できないけど、でも多分エマはどんなに苦しくても自分だけ逃げるなんて選択肢は一生選ばないんじゃないかなと思います。そういう人だもの。

ノーマン

ちょっと鳥肌立ってしまったんですけど、ノーマンってこんなに無慈悲な人でしたっけ?いやこんな人だったっけ?って言えるほどノーマンのこと知らないんですけど、今までの印象でいうともっとおっとりのんびりとしている人って感じだったんですが。想像以上に頭が切れる。

最小限の力で最大限の効果を発揮する、とてもエコ。ノーマンにとってシスターは敵じゃないってことですかね。すごいなぁ。シスターの敗因は「大人である自分のほうが有利」という慢心、GFハウスの子供たちの実力を甘く見たことですかね。油断だらけだ。

さいごに

シスター・クローネ、敵に非ず。しかし大人は信用ならない。エマには味方だと囁いていましたが、どこまで本当なのか……。しかし大人組が一枚岩ではないと分かった今、得られる情報は得ておきたいですね。次回も楽しみに読んでいきたいと思います。

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